小規模事業者でもしっかり儲ける!SWOT分析

今回のSWOT分析というのは、マーケティング理論の中でも基本中の基本フレームワークです。これは自社の外部環境と内部環境をしっかりと把握して、これからの自社の戦略立案に役立てるための考え方です。

S=Strength=自社の強み、W=Weakness=自社の弱み、O=Opportunity=自社の外部で存在している機会、T=Threat=自社の外部で存在している脅威、です。SとWは自社の内部環境、OとTは自社を取り巻く外部環境というように括れます。

このフレームワークをどのように使うかというと、まず、客観的に自社を取り巻く環境と、自社内部の環境を把握すること。次に分析した内部環境と外部環境を掛け合わせて、今後の自社の戦略を立てましょう、という際に非常に役に立ちます。これをクロスSWOTと言います。

このSWOT分析を行わずに立てる戦略は、行き当たりばったりの戦略になりがちかもしれません。一度冷静に客観的に自社を分析してみましょう。

下にクロスSWOT分析の表を記載しておきます。参考にしてみてください。

追記:SWOT分析を活用した事例をひとつ挙げます。下記はある米卸事業者のSWOT分析です。

お米の業界はとても利益率が低く、数パーセントの粗利、という事業者も珍しくありません。米業界に共通する課題です。そこでこの事業者はクロスSWOT分析にて「強み×機会」戦略として➀"付加価値米"の開発、➁小規模酒蔵の開拓の2つをマーケティング戦略として設定しました。この戦略によって事業自体の利益率を向上させていくために日夜励んでいます。

貴社それぞれにSWOTの内容は変わります。貴社にとって取り組むべき戦略をSWOT分析で見つけてください。

バディコンサルティング株式会社/竹内中小企業診断士事務所

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